【読書レビュー】子どもに伝わるスゴ技大全|カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!(著者:てぃ先生、出版社:ダイヤモンド社)

育児
子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ! (著者:てぃ先生、出版社:ダイヤモンド社)

育児の悩みを解決する参考書

子どもが言うことを聞かない、叱っても伝わらない……そんな悩みを持つ親は本当に多いですよね。本書『子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ!』(著者:てぃ先生、出版社:ダイヤモンド社)は、保育現場で培われた“伝わる技”をまとめた一冊です。子どもとの接し方に悩むパパママにとって、心強い味方になってくれるでしょう。

本書の概要

著者のてぃ先生は、現役の保育士でありながらSNSでも大人気のカリスマ保育士。本書では、実際の保育現場での経験をもとに、子どもにうまく伝わる方法を具体的に紹介しています。「言うことを聞いてくれない」「イヤイヤ期が大変」といった悩みを解決する実践的なテクニックが満載です。

第1章 お食事で困ったら、これやってみ!(食事)
第2章 お支度・お出かけで困ったら、これやってみ!(支度・お出かけ)
第3章 お片づけで困ったら、これやってみ!(片付け)
第4章 睡眠で困ったら、これやってみ!(睡眠)
第5章 しつけで困ったら、これやってみ!(しつけ)
第6章 遊び、友達関係で困ったら、これやってみ!(友達関係)
第7章 伝え方で困ったら、これやってみ!(伝え方)
第8章 叱り方・ほめ方で困ったら、これやってみ!(叱り方・ほめ方)←1番参考になりました!
第9章 子どもの心と体(心と体)
第10章 ママパパへ

様々なお悩みを解決するアドバイスが満載で、長く活用出来る1冊になっています。

参考になったポイント

私は現在2歳になる子どもがいるのですが、自分の意思が出てくるようになってきて、思うようにいかないことが増えてきました。「伝え方間違っていないかな?」「愛情表現はこれで正しいのかな?」などこれからの成長に悪影響を与えないか心配になっていましたが、本書に書いてあることを実践してうまくいくようになりました。

  1. なかなか寝てくれない
    体力がついてきて寝る時間になっても寝てくれないことが増えてきました。なんとなく体力を使い切ることで、寝やすくなってくれるのかと思っていましたが、頭を使う方が寝やすくなってくれました。
  2. 保育園でいつも1人でいて心配
    保育園の様子を見ていると、いつも1人で遊んでいるので協調性がないのかと心配になっていました。実際は大人が思っているより、お友達と一緒に遊んでいるそうです。保育士目線のアドバイスは参考になります。
  3. 望ましくない行動への対処
    椅子の上で立ち上がったり、壁を叩いたりすることが増えてきて目が話せなくなるようになりました。「〇〇しないで!という叱り方より、子どもは否定後を理解することが難しいため正しい行動を伝えるようにするほうが良い。
  4. 「叱る」と「怒る」の違いは?
    何度言っても言うことを聞かないので、強く怒ってしまうことがありますよね。「強く言い過ぎてしまった・・・」と自己嫌悪に陥ってしまうこともあると思います。「叱る」と「怒る」の違いは意外とわからないものです。「叱る」は子どもの事を考えたもの。「怒る」は大人の一方的な都合。この違いを意識するだけでも、叱った後に自信をなくさないようにできました。
  5. すべての育児情報は話半分でOK
    Instagramやママ友との会話でたくさんの情報を目にするようになりました。どれが正しい情報なのかを気にして疲弊してしまいますよね。中には間違った情報もあります。すべて話半分に聞いておき、うまくいったことだけ喜べばよいです。子どものことを一番わかっているのはママパパです。

実際に試してみた感想

この本を読んで、子どもへの声かけを少し変えるだけで驚くほど反応が違うことに気づきました。特に、「提案」にする方法を試したところ、すんなり受け入れてくれる場面が増えました。「イヤイヤ期」の子どもにも効果的で、無駄なストレスが減ったと実感しています。また親としての心持ちを示してくれるので、自信を持つことに繋がりました。育児に不安な気持ちになっている時に読んで欲しいです。

まとめ:こんな人におすすめ!

  • 1歳〜5歳の子どもを育てているパパママ
  • 子どもに言うことを聞いてほしいけど、うまく伝わらず困っている人
  • 叱らずに子どもを導く方法を知りたい人

本書には、子育てに役立つ具体的な技がたくさん紹介されています。「どうすれば伝わるのか?」という視点を学べるので、毎日の育児に自信を持てるようになります。1つ1つが短めにかかれているので、興味がある部分だけ読むこともできます。「活字が苦手で・・・」なんて人でも読みやすいと思いました。子育て中の人にはぜひ読んでもらいたい1冊でした。プレゼントにしても喜んでもらえるのではないでしょうか。

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