今までとは違う習慣化とは

考え方

夏の暑さ厳しい8月になりまして、今年も半分を過ぎました。さて皆さんに質問なのですが、年初に立てた目標は達成できていますでしょうか。「ダイエットをする!」「資格試験の勉強をする!」など高い理想の目標を立てていませんか?そしてその目標の進捗はどうですか?日々継続と思っていると難しいこともありますよね。そこで今回は「習慣化」についてご紹介したいと思います。「そんなこと言われなくても知っているよ」とおっしゃる方もいると思いますが、実際に習慣になっている行動ってどれだけありますか?ぜひ最後までお読みください。

習慣化とは

習慣化とは、日常生活の中で繰り返し行う行動を自動的にできるようにするプロセスです。私たちは、知らず知らずのうちに多くの習慣に支配されています。これらの習慣は、ポジティブなものもあれば、ネガティブなものもあります。例えば歯磨き。ほとんどの人は1日のうち何回か歯を磨いていると思います。(例外もあるかもしれませんが・・・)その「歯を磨く」行動は「よし!歯を磨こう!」と思ってから磨いていますか?おそらく何気なしに磨いていると思います。この「何気なし」に行える行動こそが習慣化している行動となります。

 

習慣化するためには

それでは実際に習慣化するためには何から始めたら良いのでしょうか。先ほどの歯磨きを思い出してください。小さい子供のころから親御さんに何度も「歯を磨きなさい!」と口酸っぱく言われてきたのではないでしょうか。そうしてようやく習慣となっていると思います。ただ今悩まれているあなたは子供ではないでしょう。自立した大人であり自分でなんとかする必要があるのだと思います。そこでおすすめな方法は「他人の力を借りる」です。自分1人でなんとかしようとしているから習慣になる前に挫折してしまうんです。意志とは弱いものです。気合いでなんとかなるものではありません。

 

意志は弱いものとして考える

「気合い」で努力することはやめにしませんか?もうそのフェーズはとっくの昔のお話です。根性論がよしとされている時代ではありません。習慣化も同じです。「楽に」「簡単に」できるのであればなんと素敵なことでしょうか?そこで気づいて頂きたいことが「意志の力はとても脆く弱い」という事実です。意志の力やモチベーションの価値が高く評価される時代が続きましたが、実際にみなさんの生活や仕事環境に変化はありましたか?決してあなたを責めているわけではありません。年初めに立てた立派な目標のいくつかをクリアする目処は立っていますか?そうでないのであれば意志の力はとても弱いものだと認めてみませんか?

 

習慣化を成功させるためには

習慣化を成功させるためには、弱い意志をカバーするための工夫が必要です。習慣するためのポイントは「きっかけ」を作ることです。習慣化のベストセラー本として「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣(フェニックスシリーズ)」があります。本書では「その習慣もきっかけによって始まる。わたしたちは目立つきっかけに気づきやすい」と述べられています。ここに工夫する余地がります。習慣化にしたい行動を呼び起こすトリガーを日常生活に取り入れることが習慣化に繋がるということです。トリガーは簡単なもので構いません。なんなら簡単なことにすることが大切です。例えば、

  • 運動を習慣化したいなら、ウェアやシューズなどを目に見える場所に置く
  • 読書を習慣化したいなら、本を普段よくいる場所においておく
  • 勉強を習慣化したいなら、デスクにテキストを開いてすぐ取り組むことができるようにする

上記で挙げた内容はあくまで一例です。きっかけとなるトリガーを生活環境に上手に取り入れることで習慣化に一歩近づけるようになります。

 

モチベーションの維持は必要か?

習慣化の過程でモチベーションは不要とされているのが最近の考え方です。モチベーションは目標を立てたばかりの初めのうちの原動力としては優秀です。「やってやるぞ!」という熱い気持ちで目標に全速力!という感じでしょうか。ただそれでは長続きしないんです。モチベーションは高い低いと上下を繰り返すものです。やる気に溢れている時期、なんとなくやる気が出ない時期があるため気分にムラができます。そこで注意したいのがモチベーションが下がっている時です。せっかく習慣化のために継続をしていてもモチベーションが下がっているタイミングで習慣が途切れてしまう可能性が発生してしまうため、モチベーションに頼った習慣づくりはおすすめできません。

習慣化の目標の立て方

習慣化させたいことを決める時におすすめな方法の1つに「取り組むことは1つだけに絞る」ということがあります。習慣化させる目標は1つだけにして、習慣化できてから次の目標へ取り組む用にしましょう。人間は複数の目標があると気が散ってしまい、目標達成のためのエネルギーを分散させてしまいます。焦らず1つずつ取り組むようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は「習慣化」の基本についてご紹介しました。習慣化させるために必要なこととして、

  • 習慣化とは意識しなくても実行できる行動のこと
  • 人の力を借りることで習慣化しやすくなる
  • 意志は弱いものと認め、意志に頼らない方法で習慣化させる
  • 行動を引き起こすトリガーを生活の中に取り入れること
  • モチベーションだけでは継続する力はつきにくい
  • 習慣化させるためには1つの目標だけに取り組む

以上の内容をご紹介してきました。今回の内容は習慣化のなかでも基本中の基本となります。まだまだ色々なテクニックや方法がありますので、またご紹介できればと思います。ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

 

 

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