はじめに
リフォームを考え始めると、まず「相見積もりをとって比較しよう」と思う方が多いのではないでしょうか?
特に 30代のご家庭で、小さなお子さんがいる場合、将来の生活を考えて慎重に業者選びをするのは当然のことです。
しかし、リフォームの見積もりは 単純な「金額の安さ」だけで決めていいものではありません。
同じ工事でも、業者によって提案内容や考え方が異なります。
そこで今回は、私がリフォーム営業として 「お客様のためになるリフォームか?」 を考える際に、どんなポイントを大切にしているのかをお伝えします。
相見積もりを比較するときの チェックポイント としても、ぜひ参考にしてください。
本当に工事が必要なのか?

リフォームをする際、「本当にこの工事が必要か?」を営業側も慎重に考えます。
たとえば、
工事ではなく、物販で代用できることはないか?
お客様が本当に満足できるリフォームになるか?
これを考えずに、「とりあえず提案して受注しよう」 という営業は、良い業者とは言えません。
具体的なケース
- 収納を増やしたい → 収納家具の購入で解決できないか?
- 部屋が寒い → 高性能カーテンや断熱シートで改善しないか?
- 外壁塗装の劣化 → まだ塗り替えが必要なタイミングではないかもしれない
リフォームは「工事ありき」で考えるのではなく、お客様の悩みを解決する手段の一つ。
そのため、不要な工事を提案しないことが信頼につながります。
相見積もりを比較する際は、「本当にこの工事が必要なのか?」を業者に質問してみると良いでしょう。
しっかり説明してくれる会社なら、安心して任せられます。
効果のあるリフォームか?
リフォームをするなら、ちゃんと効果があるかどうかが最も重要。
「お金をかけたのに、期待していたほど変わらなかった…」という後悔は避けたいですよね。
具体的なチェックポイント
- 施工後の変化が明確か?(例:断熱リフォームなら光熱費がどれくらい下がるのか)
- お客様の生活にプラスの影響があるか?(家事の時短、安全性向上など)
- 将来的にメンテナンスが楽になるか?(耐久性や汚れにくさなど)
「ただ新しくする」のではなく、リフォーム後の生活がより快適になるかどうかを営業側も常に考えています。
提案された工事について、「このリフォームで何が変わるのか?」を具体的に説明できる業者を選びましょう。
費用は適正か?
相見積もりをとっていると、「A社は○○万円で、B社は△△万円…どこがいいんだろう?」と悩むことも多いはず。
しかし、単に「安い業者が正解」ではありません。
見積もりの適正価格を判断するポイント
- 施工内容が明確か?(どこにいくらかかるか、しっかり説明されているか)
- 安すぎる場合 → 手抜き工事や追加費用が発生するリスクはないか?
- 高すぎる場合 → 価格の根拠を明確に説明できるか?
安さだけで選ぶと、「安かったけど、追加費用がどんどん発生して結局高くなった…」というケースもあります。
営業側としては、お客様に 納得できる価格の工事 を提案することが最も大切だと考えています。
「この価格が適正かどうか?」と疑問に思ったときは、業者にしっかり説明を求めましょう。
将来のライフスタイルに合っているか?
リフォームは「今だけ」ではなく、5年後、10年後の生活 も見据えて考えることが重要です。
- 特に 30代・子育て世帯 の場合、
- 子どもが大きくなったときに、使いやすい家になっているか?
- 将来、両親との同居や介護が必要になったときに対応できるか?
- 家の価値を下げないリフォームになっているか?
こうしたポイントを考慮して提案するのが、良いリフォーム営業の仕事です。
例えば…
「子どもが小さいから畳スペースを作る」 → 将来、子ども部屋をどうするか考えておく
「バリアフリーリフォームをする」 → 今すぐでなくても、将来必要になる可能性を考慮する
このように、長期的な視点でリフォームを考えることが大切です。
まとめ|良いリフォーム営業とは?
リフォーム営業が考えているのは、単なる「契約を取ること」ではありません。
「本当にこのリフォームがお客様のためになるのか?」 を常に意識しています。
相見積もりを取る際は、 「価格だけでなく、提案の中身をしっかり比較する」 ことが大切です。
そして、疑問に思ったことは遠慮せずに聞いてみましょう。
誠実なリフォーム営業であれば、きっと丁寧に説明してくれるはずです。
あなたのリフォーム、納得できるものになっていますか?
リフォームは、大切な家族と暮らす「住まい」をより良くするためのものです。
だからこそ、「本当に納得できるか?」を大事にしていただきたいと思っています。
もし、少しでも不安や疑問があれば、遠慮せずに業者に質問してください。
しっかりと説明してくれる会社こそ、信頼できるパートナーになるはずです。
リフォームが 「やってよかった!」 と思えるものになるよう、しっかり考えて選んでいきましょう。
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