育児ストレスで爆発寸前!? 男性が「心をすり減らさない」ための6つの対処法

考え方

子どもが2歳を過ぎたあたりから、自己主張がどんどん強くなってきました。「イヤ!」「やらない!」の連発。こちらが急いでいる時に限って、動かない。靴を履かない。抱っこを拒否する。

正直、私もイライラしてしまう瞬間があります。でも最近気づいたんです。このイライラの正体は「私の思い通りに動いてほしい」という前提だと。子どもは、そもそも言うことを聞かないのが当たり前。その前提に立てたら、少し気持ちが楽になりました。

この記事では、私自身の経験をもとに、男性が育児で感じるストレスを軽くする5つの考え方と実践法を紹介します。イヤイヤ期の渦中にいるパパの心が、少しでも軽くなればうれしいです。

男性の育児ストレス、なぜこんなにしんどい?

「成長を見られて嬉しいけど、正直しんどい時もある」——この揺れは、私だけではないはず。とくにイヤイヤ期は、想像以上に心を削ります。

  • 「お風呂入ろう」と言えば逃げる
  • 「ご飯食べよう」と言えばひっくり返る
  • 「行くよ」と言えば座り込む

この一つひとつにイラッとするのは、自分の中の期待が裏切られるから。つまり「こう動いてほしい」という私の前提が原因でした。
そこで前提を変えました。「子どもは言うことを聞かない存在がデフォルト」。すると、観察者モードに切り替えやすくなり、「今日はどんな反応かな」と少し笑える余裕も出てきます。

よくある育児ストレスの原因

① 時間のなさとプレッシャー

仕事のあとに「ご飯・風呂・寝かしつけ」。時計を見て焦るほど、急かしがちになり、子どもは反発。結果、イライラの連鎖が起こります。

② パートナーとのすれ違い

自分も頑張っているのに伝わらない」。気づくと“どっちが大変か”の競争に。勝っても家庭の空気は良くなりません。限界を超えないように助け合う視点が大事でした。

③ 「自分の時間がない」ことへのストレス

トイレすら落ち着けない日も。どれだけ子どもが可愛くても、自分の時間ゼロは精神を消耗します。自分時間=わがままではなく「必要なメンテナンス」だと位置づけ直しました。

④ 平日は仕事、休日は育児で休まる時間がない

多くの方は平日は朝から晩まで仕事をして帰ってから家事育児、休日も家事育児と
ゆっくり休むことができる時間も少ないのではないでしょうか。

すやき
すやき

(仕事で疲れてるんだから、帰ったあとは休ませてよ・・・)

(やっとパパが帰ってきた!交代で休もう・・・)

お互いが同じタイミングでやるべきことをやっていると休む時間が重なってしまうので、すれ違いやイライラの原因にも・・・

ストレスを軽くする6つの対処法

① 「完璧にやろう」を手放す

育児に完璧はありません。泣く、こぼす、転ぶ——すべてが日常。
「まあ、こういう日もある」と受け止める器を少しずつ広げると、ストレスがスッと軽くなります。
コツは“段取りの許容幅”を広げること。出発時刻を10分前倒し、失敗を1回までOKなど、最初から誤差を見込むと気持ちが楽です。

② 子どもの“感情”を受け止める余裕をつくる

ある日、外で座り込んだわが子を抱えて移動しようとした時、「これって私の都合だよな」とハッとしました。
子どもにも子どもなりの考えや感情がある。「どうして行きたくないの?」と一呼吸置いて訊くと、意外とスッと動くことがあります。
感情を押さえ込むより共感→名前をつける→代替案の順が効きました。

③ 時短アイテムや習慣を取り入れる(効率化で心の余裕を)

ストレスの大元は「時間のなさ」。暮らしのオートメーション化が効きます。
私はSwitchBotカーテン自動掃除機(ルンバ)を導入。朝の採光で自然に起きられ、準備が滑らかになりました。掃除もおまかせしてしまい掃除の手間を減らしました。
小さな時短の積み重ねが、心の余裕を生みます。

④ パートナーと“分担ではなく共有”する

「風呂=私、寝かしつけ=パートナー」と固定しすぎると、どちらかが崩れた時に立て直しが難しい。
役割の固定より“状況に応じて交代できる共有”が、結果的に家庭全体のストレスを下げました。
共有のコツは、事実ベースの短い情報共有(例:「今日は寝不足」「今日は会議でクタクタ」)と、“ありがとう”の頻度を増やすこと。

⑤ 一人の時間を“堂々と確保”する

自分の時間は家族のためでもあります。
私は週1回、30〜60分のカフェ時間を確保。読書や思考の整理をするだけで、子どもと向き合うエネルギーが戻ります。
罪悪感が湧いたら、“家族のQOLを上げるための点検時間”と再定義。さらにお互いに交代で確保できるよう、前もってカレンダーに入れておくと実現率が上がります。

想像しているより、子どもとずっと一緒にいるって疲労を感じます。積極的に1人になる時間を作ることで、心の余裕を広げることができます。

すやき
すやき

大人同士でもずっと一緒は疲れません?

⑥育児のプロから勉強する

普段子どもは保育園に預けているのですが、たくさんの子どもに囲まれている先生たちってどうやって向き合っているのだろう?と気付いた時に

「あっ、教えてもらえばいいんだ!」とひらめきました。

すやき
すやき

困ったらプロ相談すればいいじゃん!

私は子どもを育てるのが初めてだったので、我流でなんとかしようとしていたことが間違いでした。餅は餅屋です。そこで書店へ行き参考になる本がないかと探し、1冊の本へたどり着きました。

子どもに伝わるスゴ技大全 カリスマ保育士てぃ先生の子育てで困ったら、これやってみ! (著者:てぃ先生、出版社:ダイヤモンド社)

TVやSNSでも活躍されているてぃ先生の書籍です。わかりやすく読みやすいので、非常に参考になりました。たくさんの子どもに向き合ってきた経験に勝るものはありません。
自分の育児への向き合い方が変わったきっかけになったので、ぜひ書店で手にとって見てほしい1冊です。

前提を変えると景色が変わる(私の気づき)

最後に、この記事の出発点になった私の気づきをもう一度。
私がイライラしていたのは、私の思い通りに行動してほしい」という前提が間違っていたからでした。
子どもは言うことを聞かない——この当たり前を受け入れると、期待で押しつけるのではなく、子どもが何を考え、何を感じているのかに向き合えるようになります。すると少しずつ、コミュニケーションが噛み合っていきました。

まとめ:がんばりすぎない育児が長続きのコツ

  • 完璧を手放し、誤差を前提にする
  • 感情に名前をつけ、共感→代替案へ
  • 時短アイテム&仕組み化で時間をつくる
  • 分担より“共有”でしなやかに助け合う
  • 一人の時間を堂々と確保する

前提を変えると、景色が変わります。余白が生まれ、笑顔で向き合える時間が少しずつ増えていきます。今日からできる小さな一歩を、一緒に積み重ねていきましょう。

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