今回は読書術について、自分の考えをまとめておきます。様々な考え方に触れることで、その時々によって自分の考え方が変わることがあると思います。そんな中、軸となる考え方を持っておくことで、新しい考えを更に役立てることが可能になると思い、備忘録的にこの記事を作成しました。
私の「読書」の始まり
私は読書が好きです。小説はもちろん、ビジネス書、実用書、漫画、エッセイなどを読んできました。昨今では読書をしている社会人は減ってきているというニュースを時折見かけますが、非常にもったいないと思います。今まで続けている読書習慣ですが、きっかけは子どもの頃に母親がしてくれた読み聞かせだったと思います。
小学生の頃、私の母はよく図書館で絵本を借りてきてくれました。記憶に残っている絵本は、
- バムとケロ
- 11ぴきのねこ
- ばばばあちゃんシリーズ
- ミッケ!
- 14ひきのシリーズ
などでしょうか。特にバムとケロは絵柄がかわいいので、特にお気に入りでした。寝る前に何度もよんでもらったのは懐かしい思い出です。あの時の読み聞かせがあったから、今読書が好きになれたと思っています。
絵本の次にハマった本は、さくらももこ先生の「あのころ」です。小学生のころの朝読書の時間で、後ろの席の子が貸してくれたことがきっかけです。 小学生ながら読みやすく、本の面白さに気づくことができました。「起承転結ってこういうことか!」と子どもながら作品の読みやすさに驚いたことを覚えています。この本をきっかけに、さくらももこ先生のエッセイは全部読みました。海外旅行の話や、健康についての話、バリで焼きそば屋を開く話など、今でも覚えている内容ばかりです。ここでたくさんの活字に触れたことが、活字への抵抗感がないことの原点だと思っています。きっかけをくれたあの子にありがとうと伝えたいです。
今までに読んできたジャンル
エッセイを読んだあとは小説をよく読みました。読んだ本の作家さんで言えば、
- 石田衣良
- 百田尚樹
- 伊坂幸太郎
- 金城一紀
- 万城目学
- 知念実希人
- 上橋菜穂子
- 柳広司
が多いです。その中でも特に好きな本は
- 池袋ウエストゲートパーク(石田衣良)
- ボックス!(百田尚樹)
- 鹿の王(上橋菜穂子)
- レボリューションNo.3(金城一紀)
- 百年法(山田宗樹)
です。読んだ後に胸が熱くなるようなものが好きでした。
小説を読むことも好きですが、段々とビジネス書や実用書にも触れるようになっていきました。大学生になってあたりで人間関係に悩むようになり、心理学や哲学書にヒントがないか探しました。いわゆる人間不信になったためです。ひねくれた性格をしているので、素直に思いを伝えることができず悩んだ時期が反映された読書歴かもしれません。
その後、このままではいけないと感じ、がむしゃらにビジネス書を読みました。実際にはただ文字を目で追っていただけで、頭に残っていることは少ないかもしれませんが、確実に今の自分を造っている要素の1つです。
どうやって本を選んでいるか
今現在も読書を続けていますが、最近は特に悩みを解決するための本を読んでいます。これまで読書は、なんとなく良さそうな本を選んで受動的に読んでいました。ふと思い返した時に、これまで読んだ本の内容をあまり覚えていないことに気がついたのです。せっかく読んでも忘れてしまってはもったいないと感じ、自分の悩みを解決してくれる本であれば記憶に残るという読み方を知り、選ぶ基準を変えてみました。読み方を変えると同時に、読んだ本の記録もつけるようにしました。後で振り返ることができるようにすることと、自分が積み上げてきた読書記録を見てニヤニヤするために「読書メーター」をつけています。
世の中の大体の悩みは先人の知恵で解決できる、とどこかで見ました。自分より何倍も賢い賢人と呼ばれる人が人生をかけて絞り出した知恵を、数千円で購入することができるのは、とんでもないことではないでしょうか。本に出会わなければ長い時間をかけて悩んでしまうかもしれないことを解決できるかもしれないなんて、なんてコスパが良い行動なのでしょう。
最近、私は電子書籍に切り替えました。実家を出て、家庭を持ったことによりスペースがないという物理的な問題と、モノを減らしていくという観点から、とても都合が良いデジタルの世界へ足を踏み入れました。電子書籍については賛否両論あると思いますが、私は賛成派です。どこでも読めるという点がお気に入りです。
読み方について
最近は読書術についても意識するようになりました。なるべく記憶に残るように、さらに人生を向上できるように気をつけています。ただ流し読みして満足するのではなく、記録、実践、反省、再び読書という流れで読むようにしています。PDCAサイクルに似た読み方でしょうか。悩みの種は付きません。仕事、家庭、育児、人生、お金、様々な問題が出てきますが、たくさんの本の中にきっと答えとなるヒントが隠されています。以前は月何冊読んだかを気にしていましたが、思えば必要ない考え方でした。読書で大切なのは量より質であると気づくことができました。読書中に見つけた「これは自分にとって大事だな」という内容へは線を引いておいて、ジャーナリングノートへ書き写すようにしています。ジャーナリングについてはまた別の機会にご紹介します。「記録」することの重要性はとても
これから
きっとこの先も私は読書を続けていきます。たくさんの本に出会って、自分の糧にしていきたいとおもっています。私の読書へのイメージは、本のをギュッと絞って出てきたエッセンスを、自分の血肉に変える作業だと考えています。ほんの数滴かもしれませんが、自分の人生を変える大きな力を秘めていることを信じ、今日も本を読みます。読書が私にとっての人生の道標であるように、皆さんも大切な本と出会い、豊かな時間を過ごせますように。
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