私がこの本を手に取った理由は、効率的に時間を使って生活を良くしていきたいと強く思ったから。私の目標は「時間と場所から自由になること」。その実現のために、毎日の行動と習慣を組み替えています。
紹介している書籍『神時間力』(星渉)飛鳥新社
なぜこの本なのか
社会人になって数年が経つと、忙しさの割に進めていない実感が募ります。そこで私は視点を変えました。「時間の使い方=人生の使い方」。この本は、時間を「消費」から「投資」に切り替えるきっかけになります。
20代へのアドバイス: 時間の設計を早く始めるほど複利が効きます。いまの30分の使い方が、数年後の選択肢を決めます。
やりたいことは机の上では見つからない

本書は「いまの自分の知っている範囲には、答えはない」と指摘します。悩むより、未知の経験に出ていくことでしか、やりたいことは輪郭を持ちません。私は20代の頃、勉強や調査だけで正解を探しがちでしたが、仕事のローテを変える/副業を試す/新しい経験をする、といった行動が転機になりました。
自分のアイデンティティを探したくなりますが、考えるより行動するほうがはるかにためになります。
20代へのアドバイス: 正解探しより経験収集。動けば選択肢は必ず増えます。
ゴールは1つに絞る:分散の罠から抜ける
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目標が多いほど時間投資は分散し、成果が遅れます。本書は「ゴールは1つ(多くても2つ)」を推奨。私は「時間と場所から自由になる」を最上位に置き、他の判断をシンプル化しました。選択肢で迷ったら「最上位ゴールに近い方」を選ぶだけです。
20代へのアドバイス: まずは仮でいいので「最優先の1つ」を定義。やり切る体験が、次の加速装置になります。
人生の公式=結果は「時間×行動」

得られる結果は、投資した時間と、その時間での行動レベルで決まる。
行動レベルとは、その行動の密度のこと。同じ作業でも短い時間で完了できたほうが効率的といえます。
同じ1時間でも、設計し行動レベルを上げれば成果は跳ね上がります。私も「とりあえず長時間→短時間でも高密度」に切り替えたところ、疲労と成果が反比例する感覚が生まれました。
シンプルですが1つのことに時間をつぎ込むことは、並大抵のことではありません。集中が途切れることもあるでしょう。
それでも行動を続けましょう。時間をかけましょう。
20代へのアドバイス: 「毎日30分×2年=約730時間」。小さな積み上げが最大の武器です。
ムダ時間を削って資産化する

寝る前のSNS、なんとなくの会議、付き合いの飲み会……。これらは「資産の流出」。私は寝る前30分のスマホをやめ、読書と翌日の仕込みに変えました。このことで朝の効率が段違いに。
私が特に実感したのは、スマホから離れるということです。スマホが身近にあると集中力が極端に下がります。ポケットではなく、カバンにいれ離れることで集中できるようになりました。
合間の休憩時間でもスマホを触ることをやめました。家族からの急ぎの用事は電話をしてもらうようにお願いしているので、なんら問題ありません。
1日のうち、スマホに触れる時間帯を決めることで、他の時間を有意義に使うことが可能です。
20代へのアドバイス: 30分のムダ削減で、年180時間の投資枠が生まれます。
集中投資と優先順位:依頼に流されない
人からの依頼を優先して、自分のゴールへの投資が後回し――よくある落とし穴です。私は朝イチを「自分の最上位ゴール枠」と固定し、依頼対応は午後へ集約しました。
- 午前=クリエイティブ/午後=レス&雑務
- カレンダーに「自分の投資枠」を先にブロック(事務処理、考える時間など)
- 依頼は「目的・締切・成果物」を確認し受ける
20代へのアドバイス: 自分のゴールを守れるのは自分だけ。
「今どこを目指している?」を合言葉に。
脳の仕組みを味方に:マルチタスクの誤解

脳は実はマルチタスクができず、ただの切替(タスクスイッチ)です。未完了タスクは注意を奪うので、私は「外部脳」に退避させています。
- 思いつきは即メモ(Notionへ記録しています)
- 作業前に「完了の定義」を一文で書く=ゴールを明確にするため
20代へのアドバイス: 頭で覚えない。書き出す。脳のリソースは必要なことだけに割く。
若いうちからの習慣化で生産性は跳ね上がります。
時間は投資である:自由のための配分設計
最も刺さったのは「時間とは投資」という視点。私は「時間と場所から自由」を最上位に、週の投資配分を決めています。
- 学習:週6〜8時間(読書・実践・アウトプット)=読書記録をつけるように
- 制作:週10〜12時間(成果物づくり)=このブログ記事作成
- 健康:週4〜5時間(睡眠・運動・食)=ジムでHIITトレーニング
- 人:週2〜3時間(信頼残高の貯金)=家族や友達との時間
20代へのアドバイス: 「消費時間→投資時間」へ1日30分のシフト。未来の自分に配当が出ます。
今日からできる3ステップ
- 仮ゴールを1つ決める: 例「年内に収益化スキルを1つ身につける」
- 時間家計簿を1週間つくる: ワースト3の浪費を削って投資枠へ
- 週2回の体験タスク: 未知の経験を小さく試す(記録を残す)
自分に問う:「で、今、どこを目指している?」— 迷ったらこの一言で優先順位を再設定。
まとめ:わたしからのメッセージ
- やりたいことは体験からしか見つからない
- ゴールは1つに絞り、集中投資する
- 時間は資産。ムダを削り投資へ振り向ける
正直、私は「もっと早く知りたかった」と感じました。だからこそ、いま読んでいる20代のあなたに伝えたい。この瞬間から、時間を投資として設計してみてください。 数年後の自由度が大きく変わります。
※本記事は筆者の実体験と解釈に基づくレビューです。引用は最小限に留め、要旨を要約しています。ぜひ本書を読んでみてください。



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